供花

お葬式にはお花がつきものです。

お花の全くないお葬式というのは全くといっていいほど存在しません。

どんなに淋しいお葬式でもたった一輪のお花でも飾ってあるものです。

地域によっては生のお花が手に入りにくいところでも造花のお花を飾ります。

生のお花が無いからといってお花を飾ることが全くないお葬式は基本的に

ありえないのです。



仏あるいは死者に供える花のことを供花(くげ) と言います。

一般的には「きょうか」と読むことが多いのです。

また、供華とも書き、「くうげ」とも言います。

仏教は発生当初から花と深くかかわっていて、教典にもその功徳(くどく)が

説かれています。

お花は仏の供養の第一とされたのです。

ですから、90%以上が仏教式のお葬式である日本ではお葬式と

お花は切っても切れない関係なのです。

実際に日本の生花の消費の内、約40%のお花がお葬式で

使われているのです。

ですから、生花業を営む場合、葬儀社を顧客に持っているといないとでは

経営的に大きな影響力をもたらします。




ところで、家族葬の増加により以前のようにお葬式のお供えする

お花の需要が全国的に減少しています

祭壇の小規模化や喪主の意向により、供花辞退のお葬式も増えています。

おかげで花屋さんは今、本当に経営が大変なのです。

お葬式にお供えするお花が全く無くなることはありませんが、お供えするお花

のボリュームは大幅に回復することは相当困難なことだと思います。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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