ロックダウンの影響は葬儀の備品にも

コロナ禍の中で、日本以外の国では感染対策として国家が強制的に

隔離をするロックダウンは多くの人々の自由を奪ってしまうものです。

ロックダウンは様々な犠牲の上に成り立っていますが、いわゆる

経済活動はとかく大打撃を与えるものです。

特にお隣の国、中国のゼロコロナ政策は傍から見ていても

「やりすぎ」と思えるくらいの徹底ぶりであり、これが日本で行われ

たらと思うとゾッとします。上海のロックダウンは規模が大きいだけに

様々な影響が私たちの周りにも出ています。



実はお葬式で使う、位牌や柩、経机などの消耗品は中国で生産されて

いるものが多いのです。それも、上海の郊外の工場で生産され、

上海の港から日本に輸出されているケースが多いのです。

今回の上海のロックダウンでは葬儀の備品の調達にも多大な影響を

及ぼしています。特に木製品は近年のウッドショックの影響に

ロックダウンの影響が加わり、お位牌やお塔婆などはコロナ禍前の

価格と比べると2倍から3倍に跳ね上がっています。

半導体不足が叫ばれ、半導体が無いばかりに日本国内で工業製品が

生産出来ない状況と比べると規模はかなり小さいかもしれませんが、

葬儀において必要な備品が調達が難しくなるのも困りものなのです。



葬儀の備品もメイドイン・ジャパンの物も、もちろんありますが、

製造は日本国内でも部品は海外からというものが実は数えきれない

ほど存在します。私たちの生活を支えてくれる社会の仕組みは

本当にクローバルであり、日本の伝統文化の象徴でもある

日本式のお葬式にも世界レベルのアクシデントが密接に影響を

及ぼすのです。

現在、様々な災いが私たちの周辺に降りかかってきていますが、

一刻も早く、平穏な世の中になることを願ってやみません。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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