「忘れない」ために供養をすること

最近、少しづつですが、法要のお客様が戻り始めています。

コロナ禍前の水準にはまだまだほど遠いですが本当に

少しづつですが、法要の売上は上向きです。

一回目の緊急事態宣言により、不要不急な行事を自粛が

叫ばれ、各種年忌法要は「不要不急」に分類され法要の予約は

一時、対前年比90%のダウンというレベルに。

これは我々葬儀社だけでなく、仕出し料理屋さんやお寺様も同じ

ダウンでした。法要が次々とキャンセルが入り、知り合いのお寺様が

お布施の収入が8割減で生活が出来ないと嘆いていたのが、2年前

の出来事です。




年忌法要のお客様が少しづつ戻り始めたのはやはり、会食時の人数

制限や行動制限が解除されたことが大きな要因ですが、

それ以上に本質的な理由は、「供養は大事」と多くの皆様が思い出して

くれたことだと思うのです。

供養の本質は大切な人のことを「忘れないであげること」です。

日々の忙しい生活の中で、鬼籍に入った人のことを忘れがちですが、

年忌法要を親族や関係者の皆様が一同に会することで思い出すが

できることこそ、年忌法要開催の意義です。

そこに集う人たちも久しぶりの再会が多く、食事をしながら、

酒を飲みかわしながら、思い出話に花を咲かせることがいかに

大切なことかと思うのです。




残念ながら、不要不急に分類された年忌法要ですが、

人が生きていく為の心の拠り所としては二度と不要不急に

分類してはならないのです。

人はご先祖様に思いを馳せ目では見えない世界の人との

繋がりをも大切にして、生き続けていくのです。

大切な人のことを忘れない為に供養をしていくことは自分自身が

「生きること」でもあるのです。













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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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