まつり




昨日、伊勢神宮へ行って来ました。

毎年この時期にお参りに行く事が年中行事になりつつありますが、

天照大神(アマテラスオオミカミ)をお祀りしている内宮は

何度行っても本当にここに神様がいらっしゃると思う荘厳さがあります。

今年は「赤幅」無しの伊勢で赤幅ファンの私としては本当に残念でした。


さて、フューネでは仏式のお葬式だけでなく

神式のお葬式もお手伝いさせて頂いています。

神葬祭の教義は

「人は亡くなったら神様の住む世界へ帰るもの」

とされています。

すなわち、神葬祭は亡くなった人に家の

守護神となっていただくための儀式です。

神葬祭では通夜を「通夜祭」 葬儀を「葬場祭」といいますが

お客さまより「なんでお葬式なのにお祭りなの?」

「お祝いじゃないよね?」


ご質問をいただきますが、これはお客様の勘違い。

そもそも古来より日本は「神の国」。

毎日、平和に暮らせるのも作物が豊作であるのも

すべて神様のおかげという考え方です。

天変地異や凶作になった時は神のタタリだと

これを怨霊信仰(おんりょうしんこう)といいます。

タタリが起きないないように神様をヨイショすることを

祀り(まつり)といいます。

神様をお祀りする方法は

時には神輿(みこし)を担いだり、挙母祭りのように山車(だし)を曳いたり

日常では許されないないが、ふんどし一丁になったり仮装したり

「祭り」は「祀る」の名詞形なんです。

つまり、祀りと祭りはおなじこと

お祭りは華やかさからかお祝いごとというイメージがありますが、

あくまでもお祀りです。

ですから、神葬祭では亡くなった人をお祀りする行事だから

「お祭り」なんです。

では、タタリが起こらないように時の権力者が「祀り」をコントロールしていれば

平和で暮らしやすい世の中になりますよね。

これを行うことを「政治」といいます。

「政治」を「せいじ」と読んではいけません。

「まつりごとをおさめる」と読んでください。

祀り(まつり)=祭り(まつり)=政(まつりごと)

おもしろい方程式だと思いませんか。







 


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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