神社にお参りに行くときに拝殿の前でお参りする時に行う作法は

「二拝二拍手一拝」です。

このように表現すると「二礼二拍手一礼」なのでは?

とおっしゃる方がいらっしゃいますが、これも正解です。

しかし、このようなことを指摘する方は「拝」という意味が解っていない方が

ほとんどで「拝」の意味を知って頂くと理解をして頂けます。

「拝」とは腰を90度折り曲げる最も丁寧なお辞儀

ことで、「最敬礼」のことです。

これに対し「揖」(ゆう)というお辞儀があって「拝」に次ぐ

丁寧なお辞儀です。

「揖」をさらに細かく分けると

「深揖」(しんゆう)」と呼ばれる腰を凡そ45度の角度で曲げる礼と

「小揖」(しょうゆう)」と呼ばれ腰を凡そ15度の角度で曲げる礼

があります。

「礼」とは「拝」や「揖」の総称なのです。

「拝」も「揖」も神官職の専門用語である為、なかなか一般の方には

なじみがないのですが、神官職の方がこれを学ばなければならない

のは神事を行う時のおじぎの角度が厳密に決まっているからなのです。



神社でいわゆる賽銭箱が置いてある建物を拝殿といいます。

通常拝殿の奥のほうに本殿(神殿とも言う)があり、

ご神体が収められています。

本殿は人が内部に入ることを前提としていないために拝殿よりも

小さいのが一般的で拝殿を神社の中心的建物と勘違いしてしまう方が

多いのです。

ところで、拝殿という名前の通り、拝殿では「拝」をするところであり、

神様の前で神を敬し

最敬礼することが「拝」のすべてなのです。













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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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