情緒

情緒とは辞書によると「喜び、悲しみ、怒り、恐怖、

不安のような一時的で急激な心の動きをいう。」


と定義されています。

あらゆる物事に触れ、また、心の変化を端的に表した

表現は人間力を問われるところでしょう。



特に日本人は諸外国に人々と比べて情緒力に優れている

言われています。

日本の四季は大自然が与えてくれる美しい贈り物であり、

また四季を愛でることによって生まれる心の動きこそが

情緒を豊かにしてくるのです。

情緒が豊かな人は心が豊かな人であり、きっとあらゆる物事を楽しむ

ことができる人なのです。




ところが、現代社会の中では「情緒力」が低下している人が増えていると

感じます。不況・格差・貧困などなどのせわしない現代の世情の中で

豊かな心が育まれずに大人になってしまう子供が本当に多いのです。

子供頃から自然に触れることの大切さは、テレビゲームや塾通いなど

が当たり前の現代の子供に必要なことだと思うのです。

その結果、大人になって

「情緒力がなくて論理的な人」

になってしまうことは、日本という国にとって本当に正しいことなのでしょうか?




お葬式の現場でも喪主になられる方はじめ、ご遺族の皆さまが

「情緒力がなくて論理的な人」

であるケースが増えて来ています。

失礼ながら、自分自身の価値観をプロである私たちに押しつけて

葬儀を失敗してしまう人やとにかくお金の話しかしない人、

重箱の隅を突くようなクレームをつける人。



出来る事ならば、お葬式は自身の情緒をしっかりと体感して欲しいものです。

親が亡くなって悲しいならば、思いっきり泣く

お葬式の時に雨が降っていれば「涙雨」と表現してしまう感性。

季節の花や食べ物を愛でる気持ち

故人との想い出を振り返る日常とはちょっと違うスローな時間(とき)。

などなど・・・・



情緒の豊かな人にとってお葬式という時間はとっても豊かな時間に

なるのです。










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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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