須弥山

お仏壇の中には大抵の場合「段」があります。2段、3段となっている

ものがありますが、なぜ「段」があるのでしょうか。

単なる中に飾る仏具の見栄えの為ではないのです。

ではいったい何を模しているのでしょうか。

実は、「山」を模してつくられているのです。

その山の名前は「須弥山(しゅみせん)」といいます。

須弥山は、古代インドの世界観の中で中心にそびえる山であり

人間が計り知れないようなとてつもなく大きな山であるのです。

須弥山の上空には、仏様たちがいます。その天上も二十五段階に

なっていて、それぞれの階層には仏さまとたくさんの菩薩さまが

いる宮殿があるそうです。




お葬式で使う祭壇の「段」も須弥山を表しています。

祭壇は仏教的な意味合いが多く含まれているパーツが多い

のですが、いつしか、葬儀を取り扱っている葬儀社の社員すら、

その意味を知らないレベル社員が増えているのです。

プロですらこのレベルですから、お客様が仏壇や祭壇の「段」に

深い意味を求めてこないことも事実です。

もちろん、本来の意味よりも供養する「心」のほうが大事であり、

意味合いの重要性はそれほどでないと思いますが、

「段」の一つに仏教の世界観が秘めていることを知っているだけで、

見方が変わるのです。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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