戒名と俗名

日本人の宗教感の中で、死後の世界で生きていく為に戒名をつける

という習慣があります。

現状では多くの人はお寺様にお願いして何らかの戒名を頂いて

いるのが、実際のところです。

しかしながら、「本当に戒名は必要?」

と疑問を抱く人が増えていることも事実なのです。

端的に言えば戒名を頂くということは「仏教徒になる」ということ

なのですが、その意味合いも解らずに戒名を頂いている方々に

とって「戒名は必要?」という疑問に繋がってしまう訳なのです。





あの世が本当にあるのかと疑念を抱いている方々にとって

「戒名は必要なのか?」

という疑問は当然のことのように思います。

宗教家の説明が足りない・宗教家の話を聞かない・宗教家を信じて

いない方々はいわば、戒名のことがよくわからない状況で要る・

要らないの判断をしてしまっているのです。




一方、俗名(ぞくみょう)とは生前名乗っていた名前のことであり、

通常お亡くなりなられると位牌にはフルネームで記載をします。

お寺様に葬儀を依頼する時に、あえて戒名を付けずに「俗名」で

お葬式をされるケースは年々増えています。




言ってみれば、戒名をつけるかどうかは皆さまの自由です。

本来、仏教徒である人が頂く戒名ですが、とりあえず葬式は

お寺様に読経をあげていただこうと思っている方々が圧倒的に

多い今日において、仏教徒であるという意識の無い方に

「戒名は絶対に必要」と押し付けることは戒名の本質からも

外れているのです。













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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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