先日、ある法要でのお寺さまの法話で

「四苦八苦」のおはなしがありました。

そこで新たに学んだことを踏まえ、今回は「苦」の内容について説明します。

以前のブログ記事

「人間は四苦八苦して生きるもの。

だがら108の煩悩がある」


ということを書かせていただきましたが、

お釈迦さまは最初の説法で「人生は苦である」

と説かれているのです。

確かに私の周りにも様々な「苦」があります。

もっとも「苦」があるから

人生は波乱万丈で面白いものなんですが。

四苦とはだれも避けることが出来ない「苦」のこと。

まさに人生そのものだと思います。

実は人間は生まれる瞬間から苦しみ(生苦)があり、

誰もが年を取って老いることに苦しみ(労苦)、

誰もが病気になり苦しみ(病苦)、

そして誰もが必ず死ぬ(死苦)

そして、この四苦に加えて

愛する人と

別れなければならない苦しみ(愛別離苦)


いやなもの

会わねばならない苦しみ(怨憎会苦)、


欲しいものが手に入らぬ苦しみ(求不得苦)、

人間の心身を形成する

5要素から起こる苦しみ   (五陰盛苦)


の四つを加え八苦とされたのです。

「四苦八苦」とは人間が生きていくことの「苦しみ」を

実にうまくまとめた言葉なのです。

問題はお釈迦さまでもどうにもならない「四苦」以外の苦しみを

いかに和らげてあげるかということ。

特に我々葬儀社は

愛するものと別れなければならない苦しみ(愛別離苦)

和らげることのお手伝いをしています。

お葬式をすると理由のひとつとして

「悲しむべき時に悲しみ後の生活に(悲しみ)を残さない」効果が

あるとされています。

泣きたい時に我慢しないで思いっきり泣く

ということは悲しみを和らげるにはとっても大事なことなのです。

そして、必ず時が悲しみを和らげてくれるもの。

ちなみに失恋の時の処方箋も同じです。

同じ愛別離苦という苦しみですから。

愛別離苦という苦しみから開放する為には

フューネは

お葬式は「感動葬儀。」でなければならない

と考えています。「感動」の涙は人の心を和らげる作用があります。

確かに「人生は苦」の連続

大事なのは「苦」を楽しむ健康な心です。













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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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