- 役立つ雑でない雑学
ロックダウンの影響は葬儀の備品にも
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この時期に今年お葬式をされたお客様から多く受けるご質問に
「初もうでに行っていいの?」
というご質問があります。
喪中(49日間程度)の間は行ってはいけないと聞いているのだけど実際は
どうなのですかという補足の質問にお答えします。
そもそも、初もうでに行ってはいけないというのは死者を出した家には
「死の穢れ(けがれ)」がついているところから来ています。
ケガレについては
2008年3月8日付ブログ記事「ハレとケ」
http://fune.boo-log.com/e10679.html
2009年7月9日付ブログ記事「清め塩」
http://fune.boo-log.com/e55808.html
をご覧ください。
意外に思う方もいらっしゃると思いますが仏教では死を穢れとは
みなしません。それを証拠にお寺で葬儀を執り行うことも一般的に
行われています。死と向き合うことがお寺だととも言えます。
死の穢れを嫌うのは神道(神社)の考え方なのです。
喪中の間は神社の鳥居をくぐることはご法度です。
ですから、喪中の方の神社への初もうでは控えたほうが良いのです。
しかし、お寺への初もうでは喪中の間の方でも厳密には大丈夫です。
悠久の歴史の中で日本人の心に神様と仏様を一緒に考える価値観が
ありました。これを専門的に神仏習合というのですが、初もうでも
神社もお寺も一緒に考えてしまうようになってしまったのです。
実際に初もうでに行くか行かないかという行動の決定はその人の
信仰心によってまちまちです。
神道の信仰心が無い人に対し死の穢れの話をしても全くおかしな話で
すし、キリスト教・イスラム教徒の外国人に神道の穢れを説明しても
イマイチ理解してくれないものです。
初もうでは一年の始まりです。いつ行くかはお任せするにして
神様・仏様に年の初めのご挨拶をしたいと思うのが日本人なのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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