魚の釣り方・魚の食べ方

私たちが生きていく為には、常に将来のことを考えていなければ

ならないのです。家庭においても、企業においても、地域社会においても、

壮大なレベルにいけば国や地球の将来までも考えることが大切です。

誰もが幸せでありたい、豊かな暮らしをしたいと願うのは必定であり、

少々今が辛くても、将来は明るいほうが絶対に良いのです。

江戸時代の思想家、二宮尊徳が残した言葉で次のような言葉があります。

「今年の衣食は去年の産業にあり。来年の衣食は今年の艱難にあり。」

今年が豊かに衣食に恵まれて生活できるのは去年仕事を頑張ったから

である。来年が衣食に恵まれるのは今、辛い中でもしっかりと努力し、

働くからである。

という意味です。つまり、今の暮らしは過去の自分のご褒美であり、

将来の暮らしは今の頑張りだということ。

言われてみれば納得の教えです。





さて、よく例えに使う例題ですが、お腹を空かして飢え死にしそうな人に

「釣った魚を食べさせる」ことが正しいのか

「魚の釣り方を教える」ことが正しいのかという問いがあります。

今日、今の時を解決するならば「釣った魚を食べさせる」ことが正しいの

でしょうが、将来のことを考えたとき、その人のことを真剣に考えれば

「魚の釣り方を教える」ことが確実に正しいのです。

教育とは「魚の釣り方を教える」ことであり、自然界において親は子に

「釣った魚を食べさせる」ことは自分の居なくなったら子は死ぬことを

意味します。将来を見据えると「魚の釣り方を教える」を教えることが

いかに大切か解ります。

もちろん、会社で上司が部下に教えることも同じ理屈なのですが、

部下を育てられない上司は必ずと言っていいほど、

「釣った魚を食べさせる」ことになっているのです。

運転が未熟だと言って運転をさせず、
上司が運転をしてしまう。

作業が遅いと言って自分でやってしまう。


このようなことを平気でやっている社員を残念ながらフューネ内でも

見かけます。

将来を考えた時、辛い中でもしっかりと努力し働くことを大切にすることが

豊かな未来の入り口なのです。




















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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