銀行口座凍結

今から銀行にお金を引き出しに行くから死亡診断書の提出をちょっと

待ってくださいとお客様からよく依頼されます。

人が亡くなると銀行口座は基本的に凍結されて預金の引き出しが

できなくなります。ですから、凍結をされる前にお金を引き出しておこうと

このようなお客様のご依頼を受けることになるのです。

人が亡くなると銀行の口座が凍結されることは多くの方がご存じですが、

一体いつから凍結されるかを知っている方はほとんどいらっしゃいません。

亡くなった瞬間に凍結されると思っていらっしゃる方、

死亡診断書を提出した瞬間に凍結されると思っていらっしゃる方、

その他の理由を述べられる方もいらっしゃいます。

正解は銀行が知った時からです。

なんだと思う方もいらっしゃると思いますが、銀行とて知った時からで

しか対応できません。一般的には地域や会社関係に訃報が出回った時に

口座凍結されることが多いのです。

しかしながら、近年の家族葬の増加で訃報が流れず、葬儀の後に

遺族の申告で口座が凍結されるケースも増えています。

注意して頂きたいのは死亡後、当面の必要経費を引き出すのは

許容範囲ですが多額の現金を引き出すことはあとあと大問題になって

しまいます。




では、どうやって口座凍結を解除できるのでしょうか。

あくまでも一般的な流れとして各金融機関に連絡し、必要書類を確認し、

各所から書類を取り寄せます。

その後、相続人全員で遺産分割協議をして各金融機関へ必要書類を提出

しやっと口座凍結が解除されます。

この間平均3カ月くらいかかりますが、 遺産分割協議で揉めてしまうと

長時間を費やすこともあります。




お客様の中には口座凍結の為、「葬儀代が払えない」と言われる方が

いらっしゃいますが、大丈夫です。

葬儀代の請求書と相続人全員の承認があれば、口座凍結中でも

葬儀代などの必要経費は先に引きだすことが可能です。












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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