孤独葬

新型コロナウィルスの影響を受け、お葬式の形態が様変わりしてから

もう一年の歳月が過ぎました。これまでに当たり前に出来た葬儀の

数々の行いが「密」対策という名目の下、出来なくなって

しまっています。失われつつある元来の葬送文化をコロナ禍が

収束したならば、取り戻していかなければ脈々と伝えてきた

伝統文化が廃れていくのみです。



葬儀を行う中ででこの一年失われて特に淋しいと思うことは

「ご遺体を囲む」

ということです。もちろん、コロナ禍の中でも近親者が数名で

ご遺体を囲むとことは行われていますが、一般の参列者も含めて

お棺の周りを二重に三重に囲むということがすっかりと

見かけない光景になってしまいました。

「密」をつくらないという新型コロナウィルスの対策上やむを得ない

ことかもしれませんが、淋しさを感じます。

同時に出棺の際、霊柩車のお見送りをする人が激減です。

一方通行の「旅立ち」という場面にお見送りがないということが、

お葬式の淋しさに拍車をかけているように感じるのです。



「孤独死」という言葉が10年位前から社会問題のキーワードとして

多くの人に認知されていますが、コロナ禍の中では「孤独葬」といった

現状です。

孤独という淋しさを和らげることは人が人として生きてきた証として

非常に重要な要素だと考えています。











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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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