「体験」にはお金を払う

昨今の物価高の影響もあり、耐久消費財の売れ行きは中々苦戦しています。耐久消費財とは基本的に1年以上の長い期間で使うモノであり、具体的には、家電製品、家具、自動車、自転車、住宅などです。
比較的高価な商品が多く売れ行きは景気に左右されるといえます。
それに対し「体験」にはお金をかける方は増えてきています。
テーマパークは何かしらの「体験」を売っていますし、旅行や各種スポーツも体験です。
人は「体験」が多ければ多いほどその人の人生は充実し豊かになっていきます。
体験にお金をかけることは大切なことなのです。


残念なことに最近は「葬儀」という体験にお金をかける方が減っています。
いかがでしょうか。最近お通夜・葬式の弔問の回数は以前よりも減っていますよね。
理由はあえて説明する必要も無いと思いますが、家族葬・一日葬などと葬儀の小規模化が進み、余程近い身内かとても親しい友人関係でもなければ、通夜・葬儀にいかなくなりました。

葬儀における体験とは人が人として絶対に体験しておくべきことだと断言します。
誰もが平等にやがて訪れる「死」を体験を通して意識できること。
人との繋がりを再認識する場でもあり、新たな出会いの場でもある葬儀という場にはお金を払ってでも「体験」をしてほしい様々な「体験」が溢れています。

最近はキャッシュレス化の影響で現金を使える子が少なくなっているそうです。
同様に葬儀の参列の機会が減っていくということで葬儀の体験が減ることで「命の大切さ」を実感できる体験が減ることは日本の未来には決して良くないことです。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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