「一式」は悪のイメージ。しかし「葬儀プラン」OK

10年くらい前まではテレビ・雑誌が葬儀のことを取りあげると

「価格が不明瞭」「見積もりより実際の請求書が高かった」などと

いわゆる「悪徳」という冠を葬儀社にわざとつけさせたいような

番組や記事が横行していました。

昔から使用している「葬儀一式」というセットプランは悪徳葬儀社の

象徴のように扱われ、弊社でも一時期「葬儀一式」という表現を止めた

こともあるのです。確かにある程度の葬儀の知識をお持ちのお客様なら

自身の葬儀に対し、必要なものと不要なものが選別することが出来る

のです。その上で必要な物品を単品で購入することは出来るのですが、

ほとんどのお客様はこうした葬儀の知識をお持ちでないので、

必要なもの・不要なものをひっくるめて「葬儀一式」のプランを

申し込んだほうが安心なのです。

ですから、ほとんどの優良な葬儀社の「葬儀一式」は安心ですし、

多くの葬儀社はお客様が一式の中で使わないものが数点あることも

想定して、単品でご注文されるよりも若干割安に価格を設定して

あることが普通なのです。


最近は「葬儀一式」というプラン表示ではなく、全国一律な価格設定の

ネット上のセットプランが多数発売をされていますし、お客様も

セットプランを安心して選ばれる方がほとんどです。

結局のところ、ご自身にあったセットプランを選ばれることが

消費者としては一番賢いお買い物だと断言できるのです。

以前と比べて、価格の比較はネット上で誰でも簡単にできるように

なりましたが、残念なことに葬儀社の実力を判定できるだけの知識を

お持ちのお客様が激減しています。

例えば、A店・B店・C店の三店舗が同じ1000円のカレーライスを

販売しているなら、どのお店が良いかは味の違いを見分けなければ、

満足は得られないのですが葬儀社の場合、飲食店の味の部分である

葬儀社としての技術やおもてなしの品質で判断頂きたいのですが、

価格でしか判断できないだけの商品知識しかお持ちでない方が

続出しています。

特にコロナ禍において葬儀が家族葬ばかりになり、葬儀の参列回数が

激減しているからこのようなことになっているのです。

ご自身にとって正しく比較検討をされ葬儀社を選ばれることを切に

願っていますが生きた情報はやはり実店舗にしか存在しないのです。

お客様の葬儀の知識を未熟さをセットプランが補っていることに

ちょっとだけ気づいて欲しいのです。















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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