レジが怖い

キャッシュレス決済の推進が叫ばれてから随分と経ちますが、日本は

まだまだ現金主義です。諸外国と比べて現金に対する信頼性が

通貨や紙幣にあることの裏付けでもあることなので良いことで

あることは間違いなのですが、キャッシュレス決済の推進が遅れる

要因になっていることも事実です。

これまでに現金主義者であった人でもキャッシュレスの機能の決済を

一度使ってみると、その便利さに現金を使う回数が少なくって

いくことは間違いのないことであり、決済の正確性やスピードは

現金以上の魅力はあるのです。

現金主義とキャッシュレス決済の優劣を論じると単純にキャッシュレス

決済の方が便利であることだけは間違いないのです。



しかしながら、使うほうは便利でも扱うほうは現金だけ取り扱うよりも

複雑で大変です。フューネの仏壇店が入居しているショッピングモール

においても現金以外に使える商品券だけでも50種類以上もあり、

それに加えてクレジットカード・ICカード・プリペイドカード・

QRコード決済と様々です。

とてもとても覚えきれない種類です。

毎日レジを取り扱っている社員ならまだしも、たまにヘルプで入る社員

にとっては使える決済方法の多様化は恐怖でしかないのです。

「レジが怖い」という感情が支配してしまうのです。



怖いのは単純にレジの操作が解らないということだけではなくて、

キャッシュレス決済の中で使えるものと使えないものが混在をしている

ことで、間違ってお客さまに「使えます」と言ってしまって実際は

使えないという事態を招いたり、その逆のこともあり、結果的に

お客様から信用を失うことに繋がったり、お叱りを受けたりする

ことが発生するからです。

また隣の店舗は使えるのになぜ使えないのだと突然怒り出すお客様

もいらっしゃるから、恐怖に繋がっていくのです。

さらに、単純な決済なら難なく操作が出来ても、現金とICカードの

合わせ技でお支払いを希望される方の操作などはさらに複雑に

なります。また商品の返品などで返金する時の操作方法などは

通常の業務の中であまり実施しないので、お客様の前では緊張が

走る行為なのです。




お客様の「便利」を提供する為に増え続けた各種の決済方法ですが、

なんとかどこかのタイミングで統一が出来ないものでしょうか。














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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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