最後の審判

これまでに仏教におけるあの世のお話は何度かブログに書かせて

頂きましたが、今回はキリスト教におけるあの世のお話をさせて頂きます。

仏教でいうあの世とは浄土地獄であり、亡くなった人が如来さまが

支配する浄土に行く為に残された遺族は様々な仏事行為をします。

くわしくは以前のブログ記事「あの世」をご覧ください。




ではキリスト教でいうあの世とは天国地獄のことです。

さらにカトリックの考え方ですが、天国と地獄の間に

暫定の天国と地獄があるのです。

つまり、大きく分けると天国が2つ地獄が2つあるのです。

この暫定の天国を煉獄(れんごく)といい、

地獄をリンボ(辺獄)といいます。



亡くなられた方の魂は天使が迎えに来て神のもとへ連れて行き

裁きが行われるのです。

そして、暫定的な天国(煉獄)か地獄(リンボ)にと行き先が決められるのです。

キリスト教ではハルマゲドンと言われている「世界の終わり」に

イエス・キリストが再臨し、あらゆる死者をよみがえらせて

裁きを行い、永遠の生命を与えられ天国に行く者

地獄に墜ちる者とに分けると信じられています。

これを「最後の審判」といいます。

キリスト教徒ではない方でも「最後の審判」という言葉を知っている方は

多いでしょう。おそらく説明した「最後の審判」の教義より、バチカン宮殿にある

システィーナ礼拝堂のミケランジェロ作の天井画「最後の審判」が

世界的に有名です。

もちろん、天井画には中央に描かれているイエス・キリストが死者に裁きを

下しており裁きによって天国に昇天する人と地獄に堕ちていく人が

描かれています。




キリスト教(カトリック)では最後の審判の時に

肉体を伴って復活すると信じられています。

カトリック教徒が多い国では死後の処理は土葬が今でも主流

であり、火葬率は非常に低いのです。

復活した時に魂が帰る肉体が焼かれて無いと

永遠の天国に行けないからなのです。

天国に肉体が伴うからこそ、最終的に天国に行けばとても楽しいと

信じられており、逆に地獄ではより苦痛が伴うと考えられています。

「最後の審判」はカトリック教徒にとって最も重要な審判であり、

永遠に続く天国を求める「あの世」感はどの宗教も共通の考え方なのです。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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