帰る場所

人は帰る場所があるから安心できます。

旅行が楽しいのも、帰るべき場所があるから楽しいのであって、

もしも帰る場所がなかったら、放浪の旅になります。

おそらくホームレスと同じ心情になってしまうと思うのです。





帰る場所は人によってそれぞれでしょう。

故郷であったり、想い出の場所であったり、愛する人のところ

であったりと・・・

死を直前にされた方が単純に「自宅」以外の帰る場所に帰りたい

ということを口にされます。まだ意識のあるうちに体の自由が効く間に

自分の心を満たすことの出来る帰るべき場所に帰りたいと思っている

はずです。




その人らしいお葬式に演出する為に、お亡くなりになられた方にとって

ゆかりのある場所を祭壇に表現したり、写真などを葬儀会館の至る

ところに飾ります。

お客様からもこのようにして欲しいというご要望も多いのですが、

葬儀の担当者がお客様に内緒で準備をして飾らせて頂くことも

多いのです。

お亡くなりになられた方がもう帰れないからこそ、遺族の皆さまが

「せめても」という想いが「感動葬儀。」に繋がって

いくのです。




帰るべき場所に帰れることはとても幸せなことだと思います。

帰りたくても帰れない人は案外多くいらっしゃると思うのです。

例えば、福島の原発事故で故郷に帰れない人。愛する人と別れて

しまい愛する人のところに帰れない人。

帰る場所に帰ることが出来る間は気づかない「大切さ」がそこにある

はずです。

帰る場所がある人は帰る場所を大切にして頂きたいと願うのです。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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