残る言葉

言葉の寿命というものは意外に短いものです。

映像を視聴することを「ビデオを見る」といいますが、子供たちには

今やビデオをいう言葉を使っても通じないことがあります。

「DVDを見る」という言葉なら理解をしてくれます。

同様に「CDを聴く」といった言葉も現在の音楽再生プレーヤーでは

実態とあっていないことが実情です。加えて言うならば

「カセットを聴く」「レコードを聴く」という表現は完全に死語

でしょうか。

携帯電話で写真を撮ることを「写メする」なんて言っていたのが

今は若者を中心に「インスタする」なんて言葉に変わっているのです。




進化する機械や装置によって言葉は確かに変わっていくのですが、

その他で寿命が短い言葉になっているのは往々にして

「汚い言葉」です。

人を貶したり、罵ったりする言葉は気が付けばどこかに消えています。

反対にいつまでも残る言葉とは「美しい言葉」です。

「美しい」という言葉も「ありがとう」という労いや感謝の言葉は

1000年以上前から変わることなく現代でも使われています。



お葬式で使う言葉も激しい時代の荒波の中で生き残ってきた言葉

です。お経で読まれる文字は1000年以上前からの言葉であり、

「お悔み申し上げます。」「お疲れさまです」

という言葉も長い歴史の中で生き残ってきました。



古来より、言葉には言霊が宿ると考えられている日本の文化です。

出来ることならば、後世にずっと残る言葉を使い続けていきたい

ものです。

そして、自分の作った言葉が少しでも長く残る言葉として使われる

ような新な価値をビジネスの中で創りあげていきたいものです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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