タイパの良いお葬式

Z世代と呼ばれる1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代の方が好む特徴の一つに「タイパ」があります。「タイパ」とは「タイムパフォーマンス」の略で、費やした時間に対する効果や成果、満足度を意味します。短い時間で高い満足度が得られれば「タイパが良い」、時間をかけたにもかかわらず満足度が低い場合は「タイパが悪い」と表現されます。
モノ消費よりコト消費を好むというZ世代の特徴もあり、短時間で高い満足度が得られるコトはこれからの消費のトレンドになっていくことは間違いありません。


10年前のお葬式の概念ではほぼ無かった「一日葬」というものが最近では人気となっています。
通夜・葬儀を行う従来のお葬式と比べてとコスト面でもすこし安いという側面もありますが、一日だけで良いということになると「タイパ」は抜群です。
一日葬が流行るようになったのはお客様の「同じことを2回もやらなくても良い」というニーズが根底にあるのです。
これまでに何度もブログ記事に書いてきましたが、本来通夜や葬儀は全くの別物なのですが、その違いを分かっている方が少なく、特に葬儀会館のでのお葬式が主流になった頃から通夜と葬儀の違いがわかりにくいものになってしまったと思います。
通夜は近親有縁の皆様が文字通り、夜を通してロウソクと線香が絶えないように交代で寝ずの番をして死臭を頼りにやってくる獣からご遺体を守ることが通夜の本質なのですが、この本質は現代社会には必要なく、おおかたの場合、通夜のお経だけな通夜になっています。
もっとも、お寺様が通夜で唱えるお経と葬儀で唱えるお経も違うのですが、その意味の違いも理解している人がほぼいないのが現代のお客様ですので、「同じことが2回も行われている」という感想になってしまうのは仕方のないことかもしれません。


Z世代に限らず、タイパの良さからお葬式の形を選ばれるお客様が増えれば、「一日葬」といういお葬式の形態はますます増えてことだけは間違いありません。








最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2026

2

1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

PAGE TOP