ダブルの略礼服

コロナ禍の影響もあり、結婚式も行われず、葬儀といえば家族葬が多くなった今、多くの男性が略礼服を着る機会が激減した3年間でした。
最近では延期・延期で行われなかった結婚式や披露宴を行われるようになり、結婚式場は閑古鳥が鳴いていたのが嘘のようになっています。葬儀においても家族葬ではなく、一般の弔問客を受け入れる葬儀が徐々に増えています。
こうした中でしばらく着なかった略礼服をクローゼットが引っ張り出してきても、体型の変化によって着れないなんてことが往々して起きるものです。

紳士服の売り場に行くと、並んでいる略礼服は今はほとんどシングルの略礼服ばかりです。略礼服と言えばダブルだと思っている方にとっては一瞬シングルの略礼服を見ても略礼服と認識をしないお客様もいらっしゃるそうで、固定観念とはそういうものです。特に若い方はシングルの略礼服を昔から好む傾向にありますが、高年齢の方は「略礼服はダブルに決まっとる」と思っていらっしゃる方が一定数いらっしゃり、通夜や葬儀の現場においてシングルの略礼服を着ている身内の若者に「ダブルの略礼服を着るように」と説教をしている姿をたまに見てしまうのです。

洋服にもトレンドがあります。最も最近では弔問に略礼服ではなくダーク系のスーツでお越しなられるお客様もかなり増えてきています。
しかしながら、TPOに合わせた洋服のチョイスはマナーであり、弔意を示す洋服の色しての「黒色」は特に大切にしておくポイントです。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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