遺影写真

お葬式の打ち合わせの際必ずお伺いすることがあります。

「遺影に使う写真をご用意ください。」

遺影写真を前もってご用意してくださっている方もいらっしゃいますが、

実際はほとんどのお客様があわてて探すことが実態です。

アルバムをめくり、どれにしようか迷っていらっしゃいます。

もっとも最近ではデジカメが当り前になってパソコンの中にデーターで保存している

ことが多くなりました。

携帯電話に撮った写真を遺影写真にとご希望されるお客様もいらっしゃいますが、

基本的にほとんどNGです。ほとんどの写真が手ブレが起きていて、

携帯の画面ではあまり解らなくても、拡大するとほとんどダメですね。

なんだかんだといっても

やはりプロが撮った写真から引き伸ばした写真が一番きれいです。

遺影写真といえば昔は白黒。その上、男性は黒いスーツに、女性は黒い和服に

合成で着せ替えることが定番でしたが、最近はカラーで普段着のままですね。

難しい顔をしている写真ではなく笑っているお写真を選ばれる方が

今はほとんどですね。

中には横顔の写真や趣味のゴルフや釣りをしている遺影写真もあります。

枚数も決して一枚ではなく2枚、3枚と作られる方も増えてきています。

本当に最近の遺影に使う写真はすごく個性的になりました。

「お亡くなりになった人が一番輝いていた時の写真」

をフューネでは選んで頂くようお勧めしています。

たまに亡くなった方の温顔(おんがお)と遺影写真のお顔と見比べて

「別人だ」なんて声も・・・

けれども、遺影写真は亡くなってからもずっと残るもの

年老いてからの写真より、若々しく元気な写真で残してあげて欲しいのです。

千円札の野口英世も五千円札の樋口一葉も一万円札の福沢論吉もみんな

もっとも輝いていた時の写真ですから。

わたしの場合、今ならこのブログの写真そのまま遺影写真に使えますね。(笑)

もしもも時に慌てず済むように、たまには写真の整理でもいかがでしょうか。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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