ビックリ!!火葬船構想


        【葬斎・火葬船「そうまる」のイメージ】

先日のニュースより、日本財団から大型のフェリーを改造して、

海の上で葬儀・火葬をしてしまうという

「火葬船そうまる」の構想が発表されました。

どうも、本気モードです。

久々にビックリニュースでした。

詳しくはコチラ↓
http://www.nippon-foundation.or.jp/ships/2008/sousaisen.html

確かに東京などの大都市では現在でも火葬場が足らない状況で、

火葬場の予約待ちの為に、一週間位お葬式を延ばすことはよくあることです。

豊田では待っても2日位なものなんですが。

将来、団塊世代の多くが亡くなると日本中の大都市で

現状の火葬場が足らなくなるのは既に、予測されており、

新たな火葬施設の建設をすればいいのですが、

そう簡単には都市部では作れない。

どこでも反対運動が起きるのです。

誰しも必要なものだと解っているけれど、

自分の住んでいる地域にできるのは反対


という気持ちになる施設なのですね。

「総論賛成、各論反対」とはこういうことをいうのでしょうか。

ともかく、海の上で葬儀と火葬をしてしまえば、近隣住民の迷惑にならないという

発想で生まれた「火葬船」構想。技術的には十分可能だそうです。

もっとも、自治体の協力と税金投入がなければ、一回の利用料はとんでもない金額

になってしまうでしょう。

現況の火葬場でご遺体を火葬するには約6万円位のコストがかかっています。

豊田市・三好町にお住いの方の場合、

豊田の火葬場が4000円で利用できますが、

これは残りが税金投入だからできるのですね。

だから大抵の公共の火葬場は原則、住民だけの利用に限られているし、

仮に地域外の方が利用すると利用料金は5倍~10倍くらい高いというのが相場です。

実際に火葬するのに必要なエネルギーを灯油で換算すると

70リットルのエネルギーを必要とするのですね。

つまり、利用料4000円では燃料代にもならない。

意外に知られていない事実です。

火葬船は民間ベースの営業だとするとおそらく安くて30万円くらいの

価格設定しないと利益がでてこないのでは。

興味がある方は日本財団のホームページより報告書がダウンロード

できますので、ダウンロードして読んでみてください。

但し、161ページもありますけど。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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