お葬式とギャグ

先日、「爆笑問題」太田光さんが喪主を務めた時の挨拶で

ギャグを入れたことが新聞に掲載されていて話題を呼びました。

8日に呼吸不全のため亡くなったお笑いコンビ「爆笑問題」太田光(51)の母、太田瑠智子(おおた・るちこ)さん(享年83)の葬儀・告別式が14日、東京・青山葬儀所で営まれた。葬儀にはフリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)やテレビプロデューサーのテリー伊藤(66)ら芸能関係者らが多数参列。前日の通夜と合わせて約300人が弔問に訪れた。

 長男で喪主を務めた太田は出棺時にあいさつ。冒頭で「ドナルド・トランプです」とボケて、一緒に並んでいた相方の田中裕二(51)にあきれられたが、すぐに真面目な顔で「うちの母親からは一度も、弱音とか人の悪口とか聞いたことがない。人間としての生き方を教えてもらったと思います」と改めて瑠智子さんに感謝した。

 亡くなる直前には、瑠智子さんが大好きだった越路吹雪さんの「愛の讃歌」と「バラ色の人生」を聴かせたという。すると「聴き終わるとすぐに心拍が0になりました。本当に奇麗な死に方。死ぬときはこうするんだと教えてもらった気がします」と語った。

 「ドナルド・トランプでした」とあいさつをボケで結び、再び相方にツッコまれた太田。瑠智子さんが大好きだった爆笑問題の掛け合いを最後の最後にささげていた。

11月15日付 スポニチより引用



厳粛なお葬式でギャグを入れることはとても勇気のいることです。

芸人であるからと言ってギャグをすることでひんしゅくを買い、

芸人としての人生が終わってしまうこともあるのです。

しかしながら、芸人である以上、お葬式でギャグに挑戦し、それを

故人に捧げるという行為はこれまでも何度もあります。

今回の太田光さんのように息子が「芸人」であることをおそらく

誇りに思っておられたお亡くなりなられたお母さんはきっと喜んで

いたはずです。





お葬式にも「笑い」の要素が必要です。

悲しみの中でも場が和みます。

自然に生まれる笑いはもちろん良いのですが、ある程度計算された

笑いも時には必要です。

葬儀社の社員としてお客様に笑いを誘う行為は本当に勇気の

いることです。

それでも、笑いが悲しみを癒してくれることも事実です。

お葬式にも笑いの要素は必要だと私は思うのです。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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