女性が働きやすい会社は男性も働きやすい

私が経営するフューネという会社は本業は葬儀社です。
葬儀社の仕事というのは世の中に絶対になくてはならない仕事ですが、葬儀社に入社したいと思う人は比較すると少ないはずです。
昨今では労働者人口の減少により、職種に関係なく人手不足の世の中ですが、葬儀社においては社員を集めるのは昔からずっと苦労する職種です。
特に男性の社員の求人にはとても苦労します。
葬儀の持つ負のイメージに加えて、不規則な休日や夜勤がある仕事であり、さらに言えば、死体を触る仕事です。
この部分の担いをすべてやるのが男性の正社員なのです。

男性の求人が集まりにくいから職務も複数のパートに分け、それを担ってもらえるように女性に門戸を広げ採用し始めました。
徐々に女性社員が増えていき、私が入社した26年前は男性社員9割・女性社員1割の会社であったフューネは今では男性社員2割・女性社員8割の会社に変貌しています。
女性社員8割の会社に変貌する過程の中で、女性社員が安心して働いて貰えるようにと様々な改革をしてきました。その結果、フューネは女性社員にとって働きやすい会社になってきました。

ところで、女性が働きやすい会社というのは結果的に男性も働きやすい会社です。
女性社員の為にと導入した数々の方策は潜在的に男性社員も求めているニーズだったのです。
さらにいえば、女性が働きやすい会社というのは若者も働きやすい会社なのです。
求人活動が厳しい体験が会社を変革を促進し、人手不足といわれる現在でも社員が充足しています。
おかげさまで、この改革が認められて愛知県から2024年に「あいち女性輝きカンパニー優良企業」として表彰されました。

企業は人がいなくては絶対に成り立ちません。
経営資源として「ヒト・モノ・カネ」といいますが、この順番がすごく大切です。
ヒトが一番でモノが2番・最後にカネなのです。
お金に執着する経営者がよく経営に失敗するのはこの順序が間違っているからでしょう。
企業にとってお金よりも大切なものが2つも前にあるのですから。








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