サイン

最近の葬儀に関していえば、お客様に「サイン」を求めることが

本当に多くなったと思います。

お客様にサインを頂くということはお客様自身の意思の確認

なのですが、実際のところはお客様との間でトラブルがあった時に

「言った、言わない」で揉めたくないというのが実情でしょう。

以前は良い意味で葬儀社を信用してくださいました。

細かいことはあとで説明してこれだけかかりましたでよかったことが

現在ではそれが通用しない時代です。

企業としての信頼という点において10年前、20年前のフューネよりも

間違いなく、今のほうが健全であると思っていますが、実際にお客様

からの信頼は昔よりも低下しているように感じます。




一番の理由はインタネット、スマホの普及でしょう。

調べれば簡単に悪徳な葬儀社の事例が検索できます。

そして、インターネット経由での葬儀のご依頼も増えている現在では

お客様と葬儀社の距離感は葬儀のご依頼時点では本当に遠いもの

なのです。

昔は町の葬儀屋さんに葬儀を依頼していた頃は、お客様は葬儀社の

顔が見えたのです。普段顔を見ている人だから、「サイン」なんて

必要もなくお互いの信頼が成り立っていたのです。

町の葬儀屋さんだから企業の規模はいわゆる零細企業であっても

町の住民にとっては信頼感は抜群であったのです。




町の葬儀屋さんが企業として葬儀社になった時、お客様との距離は

少なからず遠くなってしまったのでしょう。

企業が発展するから生まれる書類に「サイン」を求めることは一見

するとよいことのようですが、お客様との距離感を考えると果たして

正しいことなのでしょうか。





お客様に安心して貰う為の「サイン」は必要ですが、不必要な

「サイン」は結局のところ、お客様との距離が遠くなってしまうだけ

なのです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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