お数珠のおはなし 使い方篇

お数珠のおはなしはとりあえず今回が最終回

使い方篇です。

お数珠の持ち方をご紹介します。



使わない時はふさを下にして左手で持ちます 。

数珠の正しい持ち方は、座っているときは左手首にかけ、

歩くときはふさを下にして左手で持ちます。

「なぜ左手なのでしょう?」

それは、お釈迦さまの生まれたインドでは

左手は不浄の手、右手は清浄(神聖)の手と云われています。

今でもインドではたとえ左利きでも左手を使って食事するなんてことは

許されません。それは何故かと言うと、第二の行為と大きく関係しています。

その第二の行為というのが、トイレの作法で、インドでは排泄後の処理を、

汲んでおいた水を使って左手で直接洗い流すということです。

そんな訳で左手は不浄の手。

お数珠を左手に持つことによって、右手(清浄)の手と同じになり、

右手と左手を合わせることが許されます。




焼香のときは合掌する時、短い数珠の場合、親指と人差し指ではさむ。

長い数珠は、両手の中指に掛け渡して手を合わせます。

ふさを真下に垂らし、親指と他の4本の指にかけて親指で軽く押さえます。

指を伸ばし両手をぴったり合わせましょう。

フューネの葬儀会館でも

「お数珠を忘れたから貸してください。」

と言われるお客さまが多いです。

もちろん、無料でお貸しできるお数珠も用意してますし、

販売もしてますが、

最近のお客さまの動向を見ていると

お数珠に気をとられてもっと重要なことを忘れられているような気がします。

お葬式は亡くなった人とのお別れの場。

亡くなった人への感謝の気持ちや

「貴方に会えてよかった」という気持ちを忘れないで、

是非ご弔問ください。

お数珠を忘れたならお数珠なしで結構です。

お数珠の貸し借りをするのはあまりお勧めいたしません。

道具(数珠)より気持ちが大切です。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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