地図を書く

初めて行くところには、目的地に行くまでに地図が欠かせません。

お客様のご自宅やお取引先へ訪問する時は住宅地図を確認しながら

必要に応じてコピーをしそれなりの準備をして伺いました。

しかしながら、最近ではカーナビゲーションやスマートフォンの

アプリに行きたいところを入力するだけで何も下調べをすることなく

目的地まで連れってくれます。

本当に便利になりました。




私が駆け出しのころ、修行先の会社では

「地図をコピーをすることが禁止」

という掟のある会社でした。

行きたい目的地までの経路を地図を使って調べ、自分自身で地図を

書いてそれを頼りに目的地に向かいました。

当初、該当箇所の地図をコピーをすれば、下調べに大幅に時間短縮

できる訳ですから、「なんて無駄なこと」なんて思いました。

単にコピー代を節約の為にこんな非効率なことをしているだと思って

いたからです。

地図を書き続けて一年くらい経った頃、その考え方は間違っていることに

気づきました。

その頃になると市内のほとんどの地図が頭にインプットされており、

市内どこでも地図なしで走ることが出来るようになっていたのです。

おかげさまで今でもそれは非常に役に立っています。

それからは「目標物から3件右隣」といった簡単なメモだけで

目的地に行くことが出来、ほんの一秒地図を見ただけの下調べで

目的地まで行けるという能力が私に備わりました。




地図を書くということは、目的地までに目標となる目標物をいかに多く

見つけてそれを記載するということです。

目標物をインプットすることができれば、出発地から地図を書く必要性は全く

無くなり、目標物から地図を書くことで目的地までたどり着くのです。

つまり、目標物を如何にたくさん見つけることができるかがすべてです。

目標物は大きな建物や、コンビニなどがわかりやすいのですが、

個人のお宅に行くにはそれだけでは不十分です。

地図を必要としない人になる一番の上達方法は

「交差点の名前を覚える」ことです。

これを目標物出来れば地図なしで何処へでもいけるようになります。

そして、個人の自宅に行くには、豪邸やアパート・マンション・ゴミステーション、

小さな公園を覚えることが大事です。



便利な世の中になり、地図を書くということはほとんどしないと思いますが、

苦労して書き続けることによって地図が不要になる。

やはり、究極はデジタル力よりアナログ力のほうが勝っているのです。















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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