線路の幅



先日、JR東海の社長の記者会見で2025年までに

東京~名古屋間でリニアモーターカーを走らせたいということでした。

リニアでは営業速度が時速500キロを予定しており、

名古屋から東京まで40分で結ばれる計算です。

今でも東京まで用事がある時は大抵、日帰りですが

40分になれば隣の町くらいの感覚でしょうか?

リニアモーターカーの開通で劇的に生活も文化も変化するかもしれません。

開通が待ち遠しいものです。

ところで鉄道の歴史は1825年年イギリスで始まりましたが、

リニア開通予定の2025年というと丁度、200年

鉄道の歴史は200年で劇的に変化しました。

さて、1825年世界で初めての鉄道に採用されたレールの幅(ゲージ)は

1435ミリ。この1435ミリのレール幅が現在でも

世界標準のレール幅となっていますが、

日本では新幹線のレールの幅と同じです。

実はこの幅はなんと古代ローマ帝国で使用されていた

馬車の幅と同じ
なのです。

数年前にこの事実を知った時は感激しました。

今でも古代ローマ時代の遺跡に残っている馬車の轍(わだち)のあとを

計るとぴったり1435ミリです。



2000年以上前の古代ローマ時代の規格が今、世界で最も早い鉄道に

採用されていることに驚きです

ローマから遥か離れたの日本でも古代ローマの遺産が残っているのです。

ちなみにJRの在来線のレール幅は1067ミリですが、これは明治時代

日本が鉄道技術をイギリスから輸入する際に、標準軌である

1435ミリではなく、当時、植民地に鉄道を敷く際に主流であった

建設コストの安い1067ミリを採用してしまったからなのです。

日本全国にレールを敷設してしまった現在、新幹線と同じ幅のレールに

するには全て替えるには莫大なコストが掛かり諦めるしかないのが

現状です。今さら後悔しても遅いのですが

もし、明治時代に1435ミリのレールを採用していたなら、通勤電車も今より

早いスピードで運行することができ、車輌も大型化することができますので

朝のラッシュも今より少しは改善されたかもしれません。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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