シャチョウ

先日あるコラムを読んでいてこんな話題が掲載されていました。

「社長さんとはどんな人ですか?」

という質問を小学生にしたところ

「いつもテレビで頭を下げている人」

という回答が多数あったそうです。

相次ぐ企業不祥事や不況による業績の下方修正や赤字決算

思えば最近、企業のトップとして頭を下げている社長の多いこと。

メディアの力の大きさに改めて驚くとともに「社長」の権威ガタガタ

これでは「偉くなりたい」「出世したい」という

若者が年々少なくなるのもわかる気がしました。

日本には約250万社程の会社があって一人で何社かの社長を兼任している方も

いますが単純に250万人の現役社長がいる訳で引退した社長経験者まで入れると

いったい何人いるのでしょうか。

あるデータによると日本人の15人に一人は社長か社長経験者であるそうです。

つまり、日本は社長さんだらけ。意外な事実なのです。

夜の飲食店の接客マニュアルにどんな人でも「シャチョウさん」

呼べば間違いがないという教えがありますが、それはこのデーターに

基づいているから。単純に15人に一人は社長さんに当りますし、

仮に社長さんじゃない人に「シャチョウさん」と呼んでも悪い気がしない。

さらに夜の飲食店に行く人は比較的会社経営者が多いので

実際には5人に一人はお店の中に本物の社長さんがいるそうです。

なるほど!!と思ったマニュアルでした。

さて、私も30歳で社長に就任し、早いもので3年が経ちましたが、

社長になって一番の意識の変化は

就任した瞬間から「後継者のこと」を考えるようになりました。

社長になるまでの自分では絶対に考えられなかったのですが、

社長になった途端に(社長を)辞めることを考えるとは。

「社長とはこうゆうものだ」と痛感した出来事でした。

確かに、社長をいう立場は企業で起きたすべてことの

責任を取らないといけない立場で時には自分の処理能力を超えた事件

が起き、うまく対応出来ず、ホトホト困ってしまいますが、

そうゆう時は先輩経営者に助けてもらいなんとかなるものです。

そして、社長にならなければ絶対に得ることができなかった、

人脈や社長しての役得があるものです。

これからの日本を支える子供たちが

いつかは「社長になりたい」という「社長業」でなければ

絶対にならないと思います。

その為には「いつも頭を下げている人」

のイメージを早く払拭しなければいけませんよ。

そう思いませんか。全国の社長さん。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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