シニア割引

映画館や美術館ではシニア割引というものが定着しています。

55歳以上。65歳以上などの一定の条件によって、一般料金よりも

魅力的な価格でサービス等が受けられるのは、現役世代の時より

も所得が減っているシニアの人々を社会的に助けるという意味会い

ではとても重要なことではないでしょうか。

最近では飲食店や物販店でもシニア割引を導入する企業が増えて

おり、孫のおもちゃを買って貰うためにおもちゃ屋さんがシニア割引を

実施しているところもあります。

明らかに高齢者が増えていく現状にあってはシニア層の顧客の囲い込み

はとても大切な営業戦略なのでしょう。




葬儀社において割引を意識するようになったのは、会員制度が出来た

頃からでしょうか。自社の会員にお客様が入会して頂くことで一般の

お客様よりも割引の特典が受けられるといった仕組みです。

もともと、葬儀の値段を値切るのは亡くなった人の価値を下げることで

不謹慎といった世の中の風潮があった時に、言ってみれば正当な

理由を作った、会員割引は多くのお客様に受け入れられました。

葬儀代金の割引は会員に入会することが今では当たり前になって

います。今ではさらにフューネも含めて様々な割引の制度があります。

インタネットからのお問合せの「WEB割引」や葬儀の相談を

事前にされたお客様に対しての「事前相談割引」・以前に

お葬式をご依頼頂いたお客様への「リピーター割引」

などなど。。。




割引が当たり前になり、氾濫することは元来、よくありません。

正価で購入されたお客様があまりに不利になるからです。

しかしながら、ちょっとしたおまけ程度の割引はお客様にとっては

うれしいものであり、お客様に何らかの特典をつけることは良いこと

だと思います。

ところで、「シニア割引」ですが、葬儀社において検討してみても

良いような時代だと思うのです。亡くなった人の年齢というよりは

喪主様の年齢によってのほうがいいと思うのです。

平均寿命が延びて100歳近い方が亡くなると喪主様の年齢も70歳を

超えているなんてことがしばしばあります。年金のみの収入の中で

親の葬儀を出すことは経済的に本当に大変なことですし、

多少の割引は社会貢献かもしれません。

もちろん、様々な諸問題があり、フューネでもすぐにという訳に

いきませんが、葬儀という商品でも「シニア割引」は否定するべき

割引ではないはずです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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