温度差

暑い・寒いという感覚は本当に人それぞれでそれを合わせることが

難しく、調整にはいつも気を使います。

一般的に5℃温度が違うと着るものが一枚増えると言われていますが、

夏は脱ぎたくても脱げないくらいの暑さもありますし、冬でも薄着で

なければならないことも多くあります。

葬儀会館では夏はクールビズに慣れた人が礼服を着て来ることを

想定してエアコンは強めの設定になります。半面女性の方は半袖で

あったりということで寒すぎるという苦情も多いものです。

温度の管理は本当に難しいものです。





温度差というものは単純に気温のことだけでなく、人の感情にも

あります。例えば、映画を一緒に観ても、作品から感じる「感動」

には温度差があります。感じる温度が違うのです。

お葬式でもそれは一緒です。

故人とのお付き合いの度合いや、タイミングなどでもお葬式に対する

温度差が違ってきます。

さらに親子でも実の兄弟でも、温度差には違いが表われます。

この温度の差が時として「無関心」「薄情」などの言葉になり、

そして、諍いのもとになってしまうものです。




すべての人が快適な温度というものはそもそも存在はしません。

しかしながら、快適に近づける努力はしなければなりません。

それが理想です。

ところが、快適すぎると不快なことを忘れてしまう。

時として温度差があったほうが、私たちは大切なものを忘れない

でおけるはずです。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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