お酒の効用

飲酒運転に対する法律による厳罰化が始まってから明らかに

通夜・葬儀においてアルコールを飲まれる方が激減しています。

私が駆け出しの頃は葬儀イコール酒であり、ところによっては

通夜が始まる前からお酒を飲まれているお客様がいらっしゃいました。

以前にもブログで書いた通り、「葬儀」は非日常の行事であり、

非日常であるからお酒を飲める機会であったのです。

もっとも大昔は冠婚葬祭の時にしかお酒やご馳走を口に出来なかった

のですから、葬儀に参列される方の楽しみであったのです。




人は疲れている時には、適量であれば、アルコールを摂取することの

ほうが身体には良いのです。ですからご遺族の方にとって神経が

高ぶっている葬儀の前後はわずかでもお酒は口にしたほうが

良いのです。

供養と称してお集まりの皆さんでお酒を飲み明かすという葬送文化も

存在します。飲み過ぎて翌朝、葬儀の時に二日酔いで大変という方も

稀にいらっしゃいます。




アルコールが葬儀の中から全く排除してしまうケースが増えています。

通夜の食事の振る舞いも初七日の御膳料理の前でも、アルコールを

絶対に出さないで欲しいという喪主様からの要望を頂くことも

多々あります。




出来ることならば、「献杯」と言って、故人の偲び、お亡くなりの方に

捧げる為に杯を交わす時だけはお酒でしたいものです。

実際には自動車の運転の関係でノンアルコ-ルビールでの代用が

ほとんどです。

お客様にはちょっとリラックスしてお葬式に臨んで欲しいと思うと

運転に影響がない方は少しだけでもお酒を飲んで欲しいのです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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