傘を大事にすること

私は基本的に出張に出かける時に傘を持っていきません。

もしも、雨が降れば、現地購入です。

持ち歩きが面倒なことと、安価に買えることを思うとこの選択になって

しまうのです。

多くの日本人にとって、傘を大切にしなくなりました。

高価なものであれば、その辺に忘れることはありませんし、もしも

忘れてしまっても、必死で探すのですが、傘においてそのような行動を

とる方は少数です。余程の高価な傘か、思い入れのある傘でなければ

そのようなことはしないのでしょう。




傘という商品は完全に「コモディティー化」しています。

辞書によるとコモディティー化とは競合する商品同士の差別化特性

(機能、品質、ブランド力など)が失われ、価格や買いやすさだけを

理由に選択が行われること。機能や品質面で大差のない製品が

多く流通し、消費者にとって「どの会社のものを買っても同じ」

状態になること。


と定義されています。

どこの会社のものを買っても同じという状態は本当は

よくないことです。




「傘を大切にする」ことが出来る人は、おそらく細かいことに

気を配れる人だと思います。

多くの人がどれも一緒と思う中で、自分自身にあった傘を選ぶことが

できるのなら、それはとても素晴らしいことなのではないでしょうか。




葬儀業界も努力怠ると「コモディティー化」が起きてきます。

消費者にとってどの葬儀社に頼んでも同じだという印象がついて

しまえば、間違いなく「コモディティー化」に進んでしまっています。

傘を大切にしていない私が言うのはおかしいですが、傘を大切に

する心のようなものを葬儀に携わる人が葬儀に持っていなければ、

消費者にとって「どこも同じ」ということになってしまうのです。

葬儀業界の関係者が「心」を持ち、お互いに切磋琢磨していくことが

結局のところ、お客様の利益に繋がるのです。

フューネの「感動葬儀。」はいつの時代も新しい「価値」を

提案していくことが使命なのです。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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