空き家と葬儀

最近、ニュースでしばしば取り上げられている「空き家問題」は

過疎の町でも大都会でも関係なく日本中で起きている問題でしょう。

刑務所や警察から逃亡した犯人の潜伏先も空き家であるし、

空き家があることによって起きる犯罪もあり、また災害時に

建物が倒壊するリスクも高いのです。加えて放火との被害にも

遭いやすいということで「空き家」というものはなかなかやっかいな

ものでしょう。




葬儀が終わった喪主様からご相談頂くことが多くなったのは

誰も住む人がいなくなってしまった家の処分の相談です。

身内の死を境に「空き家」となった家をどうすすのかという悩みは

なかなか切ないものなのです。

なぜならば、その家は実家であり、子供の頃に住んでいた想い出の

いっぱい詰まった場所であるからなのです。

だからと言って、住むことの出来ない家は「空き家」と

なっていくのです。




身内の死以前にも「空き家」となることが多くあります。

老人ホームに入所したり、子供の家に引っ越ししたりしたタイミングで

誰も住むことが無くなってしまった状態になってしまった家が日本中に

存在するのです。

こうした空き家問題を対策する方法は一つだけ。

生前に整理をすることだけです。

空き家になった瞬間もしくはその直前に売却をしなければ、空き家の

状態が続きやがて廃墟になり、誰も買い手はつかなくなり、壊すには

高額な費用がかかり、結果的に放置という状態になってしまうのです。



核家族社会では、住居も一世代で一つであり、親の家を子供が継承する

ケースが少なくなってきています。

これからのお葬式には「空き家問題」の対応も求められる時代に

なっているのです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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