法事(法要)を省略したいのですが。

お葬式を終えられたお客様からご相談を受けることの中に

法事のご相談はかなり多いのです。

おおよそ、葬儀と同じ日に行うことの多い初七日と言われる

法要から、二七日(ふたなのか) 、三七日(みなのか)、四七日(よなのか)

五七日(=三十五日)(いつなのか)、六七日(むなのか)

七七日(=四十九日)(なななのか)(しじゅうくにち)

までの49日間の毎週の法要はまずはじめに行わなければならない

法要です。以前のブログでも書きましたが、法要一つ一つにはもちろん

重要な意味合いがあって、特に49日までの法要は閻魔大王の審判が

下り、来世の世界が決まる大事な法要です。

しかしながら、ご遺族の皆様の負担を考えると省略をしたいと

思われる方が大半を占めています。

現在、お寺様の中には忌明けと呼ばれる35日の法要もしくは49日の

法要以外の法要を最初から省いて行うことを提案される方も

いらっしゃいますが、宗教者としては省略は出来ないと頑なに

省略を認めないお寺様もいらっしゃるのです。




ところで、「法要」と「法事」の違いは何かというと「法要」とは

宗教に基づいた儀礼を指し、「法事」とは読経の後の食事を

含めた行事全般を指します。

2020年に起きたコロナ禍の時代に法要(法事)は多くの人が

不要不急の行事に分類し、多くの法要が中止になりました。

結果的にお寺様に限らず、我々葬祭業者・生花店・和菓子店などの

法要に関連する業者は売上が蒸発することになってしまいました。

改めて、法要の需要で売上が確保できていたことを認識させられる

ことになったのです。



不要不急と分類すれば、いくらでも省略することが解ってしまった

現代人はこれからはお寺様の意思に関係なく多くの人が遠慮なく

法要を省略されていくでしょう。

しかしながら、亡くなった人を弔うとという本来の法要の利点に

加えて、亡くなった人を「忘れないでいる」という法要本来の持つ

役割をだけは忘れないで法要を省略する決断をして頂きたいのです。




年忌法要と呼ばれる一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌

二十三回忌・ 二十七回忌・三十三回忌・三十七回忌・四十三回忌

四十七回忌・ 五十回忌・百回忌

すべてを行う方は全体の1%もいないのが現実ですが、どの法要を

省略するのかは自分自身です。

先程から申し上げている通り、法要を省略するということは供養する

その人の存在をこの世から消してしまうことに繋がっていきます。

くれぐれも「忘れない」程度の省略をすることを肝に銘じて頂けると

よろしいのです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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