- お葬式の知識
柩を担ぐ人が集まらい
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家族葬というお葬式の形態が人気になっている現代の葬儀事情の中で、
一般の弔問客ばかりでなく、「親戚」という立場の方がお葬式に
参列されないケースが増えています。
一口に家族葬と言っても、お葬式の形態は様々です。
一例ですが、参列する人の区分で分けると大きく3つに分ける
ことができます。
①家族・親戚・近所の方
②家族・親戚
③家族のみ
親戚を呼ばないで家族のみの家族葬が増えているのです。
もしくは、
家族・近所の方
というような親戚抜きの家族葬さえもあるのです。
昨今、人と人との人間関係が希薄になってきているといわれますが、
親戚との人間関係が一番希薄になっているように感じます。
「遠くの親戚より、近くの他人」
という格言があるように、何か困った時に親戚を頼らずに近くの
他人のほうが頼りになるといった事実も親戚とのお付き合いの
希薄さを助長しているのではないでしょうか。
そもそも、昔と違い、親族が集まる行事が少なくなっている家庭が
多いのではないでしょうか。
地域のお祭りの時に親戚が集まって食事をする。
盆・正月に集まる。
そんなことを省略していては、親戚との絆が希薄になっていくのは
仕方のないことでしょう。
冠婚葬祭は日頃忙しい親戚のみなさんが日程を調整して集まることの
できるという「大義名分」があります。
これを利用しない手はないのです。
元来、お葬式も故人との「縁」で結ばれた方が強制的に集まれるという
社会的な役割があるのです。
遠い所に住む親戚・忙しくてなかなか会えない親戚に会えるというのは
お葬式の魅力の一つなのですが。
日頃の親戚付き合いの希薄さから、親戚を呼ばないお葬式の形態は
残念ながら、今後も増えていくでしょう。
家族葬というお葬式の形態が主流になっても、親戚を排除しない
お葬式の運営を是非、喪主になる方に求めたいものです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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