好物をお供えに

フューネのお葬式ではお亡くなりになられた方のお好きだったものを祭壇にお供えする「献供」を行っています。
数多ある食べ物ですが、人間の好き好きは本当にひとそれぞれで味覚というものはその人をクローズアップできるくらい個性的です。
また、その土地の名産品や郷土料理もその人が育った環境のなかで好きなものが生まれます。
子供の頃に家でよく食べた味や、部活動の帰りに食べた思い出の味などは大人になっても忘れられない味のはずです。
最期に食べたかったであろう好物をお供えすることは、ご遺族の心を満たしてくれます。
最愛の人を失った喪失感の中で「最後に食べさせてあげたかった」という後悔も含まれており、祭壇の前にお供えすることでその後悔の念が少し和らいでくれたら葬儀の仕事を担当するものとしては無上の喜びです。

全国広しといえど、地域の味ならばある程度用意できます。
例えば北海道の「ジンギスカン」・名古屋の「味噌煮込み」・福岡県の「豚骨ラーメン」などの縛りならば、なんとか食材を地元で確保できます。
ところが、静岡県の「さわやかのハンバーグ」みたいに特定の店の味となるとご用意することがかなり困難になります。
それでも、かつて担当したお葬式で大阪の鶴橋で食べた焼き肉が好きだったという故人の好物を求めて愛知県から日帰りで買いに行かれた方がいらっしゃいました。
ですから、困難でも労力をかければなんとかなるものです。
また、特定のお店の料理がお好きであったということであれば、祭壇前にお供えするにはそのお店の協力が必要になってきます。
そもそもテイクアウトが不可であれば、祭壇前にお供えすることが難しいのです。
以前、フューネのお葬式でブロンコビリーのステーキが好物という故人さまの為に、ブロンコビリーのお店の店長に事情を説明してブロンコビリー鉄板プレートをお借りすることができ、ご遺族の皆様が大変喜んで頂いたことがあります。
本来はNGであるはずの店外の貸し出しも店長さんの粋な計らいでブロンコビリーの鉄板でステーキをお出しすることが可能になったのです。

故人の好物をお供えすることは、時には困難が伴うリクエストでも実直に取り組むことで「感動葬儀。」に繋がる事例なのです。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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