- お葬式の知識
待機という仕事
葬儀という仕事に従事した新人の頃、指導を頂いた先輩に 「葬儀の仕事はとにかく待つ仕事だぞ!」 と教...
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5月は私の携帯電話に多くの知人からお電話を頂きました。
「葬儀の相談をしたいのけど・・・」
久しくお会いしていない方もいらっしゃいましたが、もしもの
時にそうして頼って頂けることは葬儀のプロとしてはとても
うれしいものです。正直、決してスケジュールに余裕がある訳ではあり
ませんが、可能な限りご指名である以上、私自身が相談員として
足を運ぶようにしました。
祖父や祖母のお葬式の相談もあったのですが、今回はなんと
1か月に2人も本人の葬儀の相談が・・・
2人ともガンであり、余命宣告を受けている状態。
元気な時を知っているからこそ、やはり辛いものです。
抗がん剤の治療をしている為に調子の悪い日と元気な日がはっきり
しています。基本的に元気な時にお会いをしての相談になったの
ですが、約束の日に体調が悪いということで何度か相談をする日が
延期になった方もいらっしゃいます。
本当に苦しい闘病生活を送られています。その中で本人からの
ご相談、しかも知人。これは本当に葬儀社としての使命感を意識
せずにはいられない状況なのです。
それでも葬儀の相談をさせて頂いた2人はとにかく前向きでまだまだ
「これから」の人生を真剣に考えていました。その上で自分がもしもの
時に最愛の家族が困らないようにと自分の死後の設計をするのです。
2人とも私と相談をしていることは今のところ家族には内緒なのです。
「終活」という言葉とともに自分自身の葬儀を自分でプロデュースする
方は増えています。自分の最期だから他人任せにしたくないという
想いが終活に繋がっていくことは否定できない事実です。
余命○○日という宣告された方とお会いすると不思議なくらい
自分自身の置かれている立場を肯定されている方々ばかりです。
もっとも肯定したから私たち葬儀社に相談する気になられたの
でしょうが、不安や怒りで眠れない日々があったのでしょう。
それを乗り越えた時に、最期に「ああしたい」「こうしたい」という
欲求が生まれてくるのではと私は思うのです。
自分の死後は自分自身で設計をすることはできても自分自身が
実行することはできません。最後の実行を託された私たちは
どんなことがあっても希望通りの葬儀をやってあげると心に刻む
のです。お客様と私たちの信頼と連帯があって初めて葬儀が
創りだされるものなのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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