サインとハンコ

公文書に押印が必要が無くなった書類がこの一年間に

数多くなりました。公的な機関の書類ももちろんですが、

民間の会社の書類もハンコを必要としないものが増え、

ハンコを押す手間は大きく減っています。

しかしながら、銀行から借り入れする時などの重要な契約においては

まだまだハンコを押印することは通常のことであり、ハンコの重要性は

かわりません。

お葬式を施行する為には役所に「死亡届」を提出しなければならず、

今のところハンコは必要です。

必要ではありますが実印ではなく認印で良いので誰でも判子さえ

作成すれば提出が可能です。ハンコが手元になくて大騒ぎをすることも

多々ありますが、近年ではハンコを作る機械も安価でありますので、

手元に無いときは作ることもあるのです。

ただ、この作業は確かに本人確認という観点から考えると全く

無駄であり、省略になっていくことは良いことだと思いますし、

まだまだハンコの押印を廃止して頂きたい書類は多々あります。




ハンコが無ければサインのみということになりますが、サインのみは

それはそれで不便なことがあります。

まずは代筆が不可能ということで高齢者や身体に不具合のある方

のなかで、自筆が難しいときはハンコの有難さを感じます。

しかしながら、サインは本人の意思をはっきりと示すことが

できるという点とハンコを持ち歩く必要が無いという点において

やはり便利だと思います。

時代とともに簡略化できることは賛成ですが、ハンコの文化が

全く無くなるのは淋しい気が致します。




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