社風

「企業は社長の器以上には大きくならない」

ということはよく言われますが、

社風を作るのも、「社長の器」であると言えます。

創業社長ならば、自分の考えが即、「社風」に反映されますが、二代目・三代目は

自分の考えと社風が対立することが起きるのです。

老舗企業において代々受け継がれてきた社風というものは、継承者が簡単には

なかなか変えることは難しいのが現実です。

ですから、無理に社風を変えようと新社長が力むことは得策な方策では

ないのです。



当然のことならば、良い社風もあれば悪い社風もあります。

さらに言えば、時代遅れの社風も時代にマッチした社風もあります。

悪い社風や時代遅れの社風は変えていくことがとても大切ですが、トップが

考え方を変えたからといって簡単に変わらないのが社風です。

一番の理由は変化に社員が戸惑うからです。

肝要なのは、少しづつ変えていくことですし、急に変える必要がどうしても必要な

場合は別の法人を立ち上げることが一番の近道でしょう。

近年、M&Aで社風の違う企業が一つの会社になることで様々な軋轢が生じて

います。似たような社風でも完全に一緒ということはありえないのですから、

当然と言えば当然の結果でしょう。

味付けの違い「社風」を合わせるのは単に「混ぜる」ことをして別の味にして

しまうことは事業継承においてはNGである思います。

先代から受け継いだ「社風」に新しい社風を「足す」ことで味の基本を変えないで

新たな味を作っていくことが真の事業継承ではないでしょうか。























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