ドレスコード

経営者にとってかなり重要なことですが、意外と無意識というか無頓着な方が多いのが「ドレスコード」のマナーです。
「ドレスコード」とは、場所や時間、状況(TPO:Time, Place, Occasion)に応じた服装の基準やルールのことを指しまますが、単にTPOに応じた服装をすればよいかというそうではないのがドレスコードなのです。
意外と理解をしていないのは服装のマナーというのは自分の為ではなく相手の為だということです。
例えば、高級レストランにTシャツやサンダルで訪れると、そのお店の雰囲気を損なってしまうことがあります。お店の雰囲気を壊さないように、お店にあった服装で行くことがとても大切です。

「ドレスコード」に囚われずに上手く服装のマナーを実行するには「相手に合わせる」ことが一番です。
昨今、スーツ・ネクタイ着用が望ましいと思われる場所でも、クールビズで周りがノーネクタイなら、ネクタイをとってしまったほうが良いでしょう。
特にビジネスシーンや公式な場では、適切なドレスコードを守ることが、信頼関係の構築やスムーズなコミュニケーションにつながるのです。
経営者はドレスコードに合わせて一日に何度も着替えをすることを惜しんではならないのです。

ドレスコードには 「フォーマル(正礼装)」「セミフォーマル(準礼装)」 「インフォーマル(略礼装)」 「 スマートカジュアル」などのコードがりますが、難しいのが「インフォーマル(略礼装)」 です。
「平服」とも言われる略礼装ですが、フォーマルよりもカジュアルながらも、きちんとした印象を与える服装ことですが、この曖昧さが難しいのです。
しかしながら、経営者は常に「きちんとした印象を与える服装」でいることを心がけることはとても大切なことです。
最近は若い経営者中心に常に「 スマートカジュアル」で良いという風潮にあります。
もちろん、「ドレスコード」がスマートカジュアルの場面なら何も問題はありませんが、ドレスコードが指定されていないところに行く時に先輩経営者が平服なのに、後輩の経営者がそれよりもラフな格好でいることは心象的にはとてもマイナスです。


再度、申しあげますが、「相手に合わせる」ことが相手が不快に思わないマナーの常道です。
後継者にドレスコードを守ることの大切さを教えるのも事業承継ではとても重要な継承の要素です。


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