ちょっと待って葬儀をする人

最近の傾向として、お葬式をお亡くなりになられた日の翌日や翌々日に希望されるお客様がほとんどです。葬儀だからと長い間仕事や学校を休むことができない現代人としては当然のニーズではあります。また、家族葬が主流の現在では多くの方に訃報を回す時間や葬儀の準備時間のために時間をかける必要もないという現状もあります。
お客様のニーズと葬儀社として準備時間の短縮が可能になったことで、スピード感のある葬儀日程が確かに多くなりました。

そのようなスピード感のある日程を希望されるお客様が多い中、「ちょっと待って」と言われるお客様も結構いらっしゃるのです。お客様の言う「ちょっと」とは大体3日間から6日間くらいの時間の長さです。
「ちょっと」の間にすることはお客様の都合で様々な事情がありますが、最近、最も多いのは家族の誰かが新型コロナウィルスに感染し、隔離中の場合です。隔離期間を過ぎて家族の皆さんが揃ってからやはり葬儀は行うべきです。
また、子供さんの行事での「ちょっと待って」は特に多いです。運動会・学芸会・部活の試合・結婚式・成人式などの特定日と葬儀の日程がかぶってしまうことはしばしば起きるものです。このような時はやはりちょっと待って葬儀を行うべきです。

お医者さん歯医者さんや美容師・理容師さんなどの代わりではダメな職業の方は定休日まで「ちょっと待って」とよくリクエストされます。木曜日・金曜日にお亡くなりであれば、お医者さんや歯医者さんは日曜日まで待ってとよく言われます。
理容師さんなら火曜日です。

長年、葬儀の仕事をやっていて様々な葬儀を担当してきましたが、満足の高い葬儀を望まれるならば、急ぐべきではありません。ちょっと待ったほうが、結果として満足度の高い葬儀に繋がるのです。
満足のいく葬儀を行うためには「ちょっと待つ」。ちょっとしたコツなのです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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