正倉院展 2011



今年も奈良国立博物館で開催されている「正倉院展」

行ってきました。毎年、この時期は何かと忙しいのですが、

すっかり正倉院のお宝に魅了された私はなんと6年連続の訪問でした。

正倉院のお宝は宮内庁が整理してある宝物だけで9000点もあります。

そのうち毎年公開されるのは60件から70件ですので、63回目の今年でも

初めて展示されるお宝も17件もありました。さらに、正倉院を代表される

有名なお宝でも一度展示されると、次回は最低10年以上の期間を経ての

展示となりますので、6年連続でもすべて初めて見るお宝なのです。



今年の目玉のひとつに天下の名香と言われている、

「黄熟香(おうじゅくこう)」

通称「蘭奢待(らんじゃたい)」の展示がありました。



今年の大河ドラマの中でで主人公の江が、「私、この香りが好き!」と言った

あの名香です。

織田信長に関連する伝記やドラマに頻繁に登場するあの「蘭奢待」

が展示されているということで、会場内でも特別に人だかりが出来ていました。

信長以前に切り取りを許されたのは、室町幕府3代将軍義満、6代・義教、

8代・足利義政のみとみられ、いかに将軍であっても簡単に許されるもので

はなかったのです。

時の権力者が魅了された名木の「蘭奢待」には、蘭の文字の中に「東」

奢の文字の中に「大」、待の文字の中に「寺」という文字が隠されていて

正倉院の所有者であった「東大寺」という文字が込められています。

このような遊び心のある名前を「雅名」と呼び、 物の風流な

呼び名のことです。天下の名香にふさわしい呼び名ですね。



この季節の奈良は季節的にもベストシーズン。

奈良公園の散策も気持ちの良いものでした。



毎年、行く猿沢の池から興福寺の五重塔が見えるこのショットが

奈良の一番好きな風景です。



今回は穴場の展望台を見つけました。

南大門や大仏殿、若草山が一望できるこの場所は奈良国立博物館向いの

奥村記念館の展望台。



今年も秋の奈良を堪能できた、休日でした。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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