墓じまい

終活という活動が活発になる中で最近、要望が増えていることの一つに

「墓じまい」というテーマがあります。

墓じまいとは、管理ができなくなったお墓を処分することで、ご遺骨を

新しい場所で供養することをまでの一連の流れです。

お墓を管理できなくなる人は年々増えています。

一番の理由はお墓を継ぐ人がいないということです。

自分の元気な内は何とかお墓の管理ができるが子供の代になると

管理ができないというような方が終活の流れの中、

お墓を閉鎖してお骨をお墓の中から集め、新しい供養のカタチとして

永代供養散骨、あるいは手元供養という方法を

選択されるのです。



墓じまいという言葉が生まれる前から遠方に住んでいるなどの

理由で、先祖からのお墓を管理していくことが出来なくなる方が

たくさんいらっしゃいました。

そのような方のニーズはお墓をお終いにするという発想ではなく、

「お墓の引っ越し」でした。

つまり、遠方より、自分の住んでいる近くにお墓を引っ越しして

くるという方法です。フューネにおいても「お墓の引っ越し」の

ご相談は今でも頻繁にあり、実際に実行されるお客様も多いのです。

以前は「墓→墓」という選択肢しかなかったのですが、

今は「墓→永代供養」「墓→散骨」

「墓→手元供養」

などの複数の選択肢が用意されている世の中になったから

「墓じまい」という言葉が生まれてきたのです。




なぜ今「終活」が流行っているのか?

というご質問をよくお客様から頂くのですが、

答えは昔と比べて選択肢が無数に増えたことに他なりません。

結果的にお客様自身がご自身にあったモノ(サービス)選ぶには

以前よりも何倍もの商品知識が必要になったのです。

そして、自分の死後のことを次の世代が決まるのではなく、

ご自身で決めなければならなくなってきているのです。




お墓の引っ越しがなんらかの事情でできない方が

「墓じまい」という方法を知ったならば、まだまだ健在化して

いないニーズが爆発的に表面化しそうな予感です。

「墓じまい」

知っておいて損はない単語です。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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