- お葬式の知識
「体験」にはお金を払う
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私にとっても葬儀社に勤める社員にとっても、
〝一番やりたくない〟できることなら避けて通りたいお葬式は
子供(特に赤ちゃん)のお葬式ではないでしょうか?
まだ、お父さん、お母さんになったばかりの若い両親の悲しみも尋常ではなく、
また、お葬式に関わるすべての人もとっても重い空気が漂います。
明らかに高齢者が亡くなった時とは違う空気が重い気分にさせてくれます。
何も「幼子の命を奪わなくても・・・」と誰もが思う瞬間です。
当たり前のことですが、子供は大人と比べて弱いもので、病気にもなりやすい
もの。現代の日本では医療技術の発達により、乳幼児の死亡率は本当に低く
なりましたが、江戸時代の日本ではなんと全死亡者の70~75%
を占めていたというデータもあるのです。
江戸時代では子供のことを「7歳までは神のうち」と
呼んでいました。死亡率の高さから
「容易に神のもとへ連れ去られてしまう」
と考えられていたのです。
江戸時代以前では子供が7歳まで成長することが本当に大変なこと
だったのです。
そこで生まれたのが「七五三」の習慣。
男の子は5歳。女の子は3歳と7歳に健康と成長を祝うことと
されています。
なぜ、7歳と5歳と3歳なのかということは中国古来から伝わる
「陰陽五行説」の説明をしなければいけませんので割愛します。
今では「七五三」のお祝いも本来のしきたりからは外れてしまっていますが、
子供の誕生や成長を祝うのは昔から両親はもちろん関係するすべての人に
とってうれしいこと。
仕事上、今までに残念ながら7歳までに命を落としてしまった子供たちを
見てきた私から言わせて頂くともっとわが子の成長に対し感謝しなければ
いけません。
「7歳まで生きる」ことは元来スゴイ!!ことですから。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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