- お葬式の知識
柩を担ぐ人が集まらい
火葬場に出棺する際に葬列を組み、柩を担いでいくという昔からの葬儀の風景は時代とともに変化をしてい...
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納棺の前や出棺前のお別れの時に、お亡くなりの方の口に
水を含ませてあげる行為をする時があります。
これは「末期(まつご)の水」という儀式のひとつです。
本来は亡くなってからするのではなく、本当に亡くなる前の
死の直前にするのが正しいのですが、現実的には瀕死の人間に
対して出来る行為ではないので、亡くなってから、唇にガーゼや
脱脂綿に水を含ませて軽く濡らす程度の形式的なものとなっているのです。
フューネでは水に限らず、亡くなられた方が生前にお好きであった
お酒やビール・コーヒーやジュースをご用意してこの末期の水を
行うご提案を喪主さまにしています。
末期の水を行うようになった由来はお釈迦様にあやかった慣習と
されています。お釈迦様が入滅前〈亡くなる前〉に
「水を飲みたい」
と言ったとされています。
死ぬ直前に水を飲んで、お釈迦様と同じ西方浄土へ行ってほしいと
いうご遺族様の願いが末期の水の儀式には含まれていると
されています。
この遺族の願いが歴史を重ねる中で、仏教信者以外にも行われる
ようになったとされているのです。
水はそもそも命を繋いでいくのには欠かせない飲料であるという
ことには間違いはありません。
そして、聖なる意味を持っていることも事実です。
水を浴びて願掛けをしたり、ケガレを祓ったりするのに水を
使うことが証明しています。
最愛の方を亡くされたご遺族様にとって、故人があの世にいっても
苦労しないでほしいと願う行為は当然の愛情です。
その愛情表現が末期の水に代表されるような葬送文化を生みだして
いるのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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