- お葬式の知識
柩を担ぐ人が集まらい
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葬儀開式前
「当式場は浄域となっています。携帯電話をお持ちの方は電源をお切り頂くか、マナモードへの配慮をお願いします。」
フューネでは司会者が一言、参列されるすべての方にお願いをします。
葬儀に限らず、儀式をぶち壊してしまう要因として結構重要な要素は
「音」です。
張りつめた緊張感のある空気を突然の雑音で台無しになってしまうことは
これまでも多々あります。ですから、携帯電話の着信音で大切な儀礼式を
壊されるのはプロとして辛いものがあります。
しかし・・・それでも式中に「リリリン・・・」と着信音が鳴るケースは
多々あり、鳴った携帯電話を所持している方もバツが悪いのですが、
その場にいた全ての人が「やっちゃった」というなんともいえない表情
になってしまうのです。
さらに最悪なのは着信音が鳴っているのに、まさか自分の携帯ではないと
思っている人がいつまでも鳴り響く着信音を切らないというケース。
これはすべてが台無しになってしまいます。
携帯電話を持つようになってから、プライベートであろうと重要な会議中で
あろうと、病気で寝ている時であろうと関係なく着信があります。
固定電話の時と違って着信を無視することは心理的にとても難しくなりました。
電話をかけるほうも、固定電話にかけるのと違って相手が即座に電話口に
出ることが前提となっています。ですから、電話に出ないことはストレスに
なるのです。しかしながら、いつでも電話に出れる状態でなくても無理に
電話に出ている状態がある為、
「今、お話しできますか。」
という一言を添えることは最低限のマナーです。
今日も葬儀の現場では最愛の人が亡くなって憔悴している状態でも
無遠慮に着信が鳴ります。
せめて、この時だけは着信音がならないように出来ないかといつも
思うのですが、なかなか理想通りにはことは運びません。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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